長財布 コンチョの取替え加工

数年前に納品した、日々使っていただいている長財布のコンチョを気分転換に新調したいというご相談。
ペンダントにとして製作していた製品を気に入ってもらえて取替えの、とても贅沢なオーダーでした。

最近ショーケースに追加したばかりだった、アリゾナ産キングマンターコイズのペンダントで、その枠のまま、これを移植する流れに。

ペンダントのチェーンの通る感を取り外して、背面に革への固定部品を取り付け。

部品ができたので、続いて財布の加工へ。
コンチョの取替えのため、内ふたの縫いなどバラシ作業。

縫いを解いて、貼り合せていた内ふたを剥がして、もともとの花のデザインのターコイズコンチョを外して、

新しく製作し直したコンチョの配置決め。

コンチョの背面パーツを差し込んで、

固定。
ピンで、革を抱く感じで密着。
もともとの取り付け穴などを、見えないところだけど一応塞いだり。

内ふたの貼り戻し。

縫い直して、コバ処理し直して、完成。

取り替えた前のコンチョは、研磨し直してお戻し。
また何かの機会に活用されるといいな。

最後にオイルメンテナンス。
また、永く愛されますように。
我が子のような想いで、再び送り出す感覚。

鳥取県の山下さん オーダーありがとうございました。
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パーティーウォレット コンパクトな財布 (パターン2)

パーティーウォレットっていう、コンパクトな使い勝手の財布を提案する場面で、たまにご要望のあるカードの収納。
配置をどうするかとか、構造を見直して、カード収納の必要な方へのご提案で製作してみた新作。

外側のホックを外しまずカードの収納
掲載しているこちらの形状で、幅が約106mmのタイプ。
幅106mmのタイプで、カードが約5~6枚ほどの収納。
幅100mmのタイプも製作可能で、カードは1~2枚の収納
というイメージ。

もう一段伸ばして、紙幣と小銭の取り出しの使い勝手になっています。

小銭入れ部分は、コンパクトさ優先で、浅めで、マチのない構造になっています。

小銭にはフタも付けています。
このタイプは、フタのシルエットを曲線的なデザインにアレンジしていますが、通常は直線的にシンプルでの製作です。

パーツが三点からの構成。
革の色を変えたいとか、組み合わせたいってご要望があれば、変更できる部位を確認してご相談下さい。
このデザインでのパターンだと、
・ブッテーロ 赤
・ブッテーロ 青
・黒いシニュー糸 4mmピッチ
・ブラス ジャンパーホック(小)
・コバ処理有り
の組合せです。

色んな組合せで、遊んで貰えたら嬉しいところです。

仕切り付きの小銭入れ ナチュラル

大きな財布を持ち歩かないので、コンパクトに、必要最低限の機能で。
という女性からのご要望で、仕切りの1つ付いた小銭入れの製作。

経年変化を楽しんでみたい。革を育ててみたい。ということで、ナチュラル色の革をおすすめしてみました。
背面までシンプルに、糸も5mmピッチで手縫いの手作りらしさを出してみました。
使っているところを見られて、手作りってわかる方には食いつかれやすい雰囲気での仕立て。

内部の背面側に仕切りが設けられていて、幅が約106mmあるので、カードもまとめて5~6枚は収納も可能。

ご要望は、二つ折りの紙幣(頭がはみ出てもOK)+カード数枚程度。
小銭メインで。
でしたので、収納時の雰囲気はこんな感じに。
紙幣の収納を深くすると、カードも、小銭も取り出しに若干の違和感が生じたり。
なので、このサイズにしてみました。

小銭の収納も、広めのマチがあるので、結構入りますし、探しやすいです。

使い馴染んで、飴色に変化していく過程を、この記事で過去と今の経年変化の比較できる材料として。
ワクワクして貰えたらうれしな。
新田さん オーダーありがとうございました。
パーティーウォレットを左利き用に

名刺入れ程のサイズ感で、紙幣を畳まなくていい小さな財布。
”パーティーウォレット”って呼んでいるカタチの財布。
名前の通り、「結婚式などの席で財布の存在感を抑えたい。」とか、「コンパクトな財布を。」
なんてニーズに合わせて設計したデザインのオリジナル財布です。
ちょっと呑みに出て、普段使いの財布を酔って落としてしまった・・・。
とか、
現場仕事で財布がかさばるから、これなら胸ポケットにも入っていいねぇ。
なんて、ありがたい反応も頂いているデザインの小さな財布。

いつも作っていて気にもかけていなかったのですが、「左利きの自分には使い勝手が・・・。」
ってことで、左右入れ替えて製作した、左利きの方からのオーダーでした。

左手でホックを外し、右手で支えて、左手で紙幣や小銭を出す。
の使い勝手に合わせて、
「追加で、外が赤、内側が青、糸が黒、金具は真鍮、コバ処理有り、小銭のふたも曲線的なパターンに変更。」
で、オーダーをいただきました。

背面中央にロゴを。

赤革に黒のステッチが渋い感じの仕上がりでした。
オーダーありがとうございました。
~新作~ トラッカーウォレット:白 × アポロコンチョ × ツバメスタンプ

簡単な使い勝手の、トラッカーウォレットに新色の”ホワイト(白)”が加わりました。
糸も白いシニュー糸で手縫いの仕立てとなっております。
元々1950年代にトラックの運転手が、伝票などを入れるために使われた。
呼び名の由来は、トラック乗りの財布で、トラッカーウォレット。
限りなくチープな雰囲気で、安っぽい革と、セーフティーっていわれるウォレットチェーンの基になる雰囲気は、現在のあれこれに発展して、身近なファッションアイテムにもなっています。

ディアストック的にそれを、表だけ染めた経年劣化の、朽ちていく様すらカッコいいようなものに企画したウォレット。
+
それにプラスして、就労支援の施設の方にリハビリとしてスタートして、現在はそれを徐々に仕事としてシフトさせる取り組みの一環に移行の課程での第一歩。
技術的に未熟だったり日々に精神の波がある中で、楽しんで作って、達成感なりになればいいなという取り組み。
そんな部分もありつつのトラッカーウォレットに、新色の”ホワイト”が加わりました。
表だけ白に染めた革で、コバや塗料の削れて行く質感なんかも楽しんでいただける革質。
ナチュラルは、今までのディアストックの既存概念の”経年変化”=エイジングももちろんオススメです。
表だけ染めた 黒と、今回加わった白は、 ”経年劣化”古びていく様を楽しんでみたい方へ。

白いトラッカーウォレットを追加するにあたり、スタンプも新しいデザインを作りました。
2018年11月現在、このブログのヘッダーでも表示されているツバメのデザイン。
選択肢としての追加なので、黒やナチュラルにツバメのスタンプも可能です。

セーラータトゥーとしてのデザインのツバメの意味からデザインしたモチーフです。
” 良い方向に導く、幸運の象徴 ”
他にも色んな意味もあるので、色々調べても面白いですよ。

もちろん白にメキシカンスカルのスタンプも可能です。

レシートなどちょっとしたもの

小銭入れ
必要性を感じないので、ファスナーは無いです。
大量な小銭を入れたり、革が歪まない綺麗な使い方をしている分には、フタを閉めていたら小銭はこぼれないです。

カード入れ
多くて5枚程度のカードを少なめにしか持たない方にオススメの収納量。
厚みのあるカードなら3枚くらいがベストかな。

紙幣の収納
綺麗に収めれば30枚弱は入りました。
丁寧に使う方なら、常時15枚は余裕かな。

カスタムなしで、財布として使うとするとホックは通常のジャンパーホックでこの雰囲気。
画像はニッケル銀メッキタイプ。
真鍮製のジャンパーホックも可能です。

銀製のカスタムのパターン。
実使用中のサンプル。
コバや角のエイジングとか、塗料のかすれも参考になれば。

同じデザインのコンチョを白に着けたパターン。

直径が約20mmほどのサイズ感。
ノーマルのジャンパーホックだと、頭径が約14mmほどなので、ちょっとだけ大きめ。
でも、存在感はおすすめです。

シンプルなアポロ。
直径は約14mmほどなので、ノーマルのジャンパーホックと変わらずなサイズ感。
鈍い光沢とか、いぶしの入っていく様は断然コンチョのカスタムがおすすめ。

トラッカーウォレットは施設の製作により常時在庫を作っていく予定ですが、銀製のコンチョはディアストック製です。
■トラッカーウォレット
カラー: ナチュラル : ブラック : ホワイト
サイズ: L180 × W95 × D10
価格: ¥18000-
■コンチョ (スターリングシルバー製)
タイプ: アポロフラワー
サイズ: 20mm
固定方法: カシメ
価格: 1個/¥8000-
タイプ: アポロ
サイズ: 14mm
固定方法: カシメ
価格: 1個/¥6800
(税別)
※コンチョの固定方法: カシメ
参照ページ >>トラッカーウォレット アポロコンチョカスタム
記事内で紹介している雰囲気です。
赤とナチュラルの組合せ ハーフウォレット

ブッテーロレザーの赤を外側に、ハーマンオークレザーのナチュラルを内側に合わせた二つ折りのハーフウォレットのオーダーでした。
たまたま、大分県に出張中で、お店の前を歩いてて、気になったからとご来店。
仕上がり後に郵送しました。
丁度財布が傷んできてて困っていたと、潔くかっこいい50代ほどの男性からのオーダーでした。

外に使ったブッテーロレザーの赤。
赤を好まれるオーダーの率の多いこの頃です。

内部構造。
カードを左右に、小銭入れは別に持つので不要という要望の構造。

横向きに三枚の収納が左右に

その左右のポケットの後ろにもポケット。

紙幣は分けて入れたいので仕切りを。

コバの色の層が美しいグラデーション。
静岡県の本田さん オーダーありがとうございました
赤と白の組合せのパーティーウォレット

今日現在、このブログのトップ画像をPCビューで表示すると見ることのできる茶色の背景に表示されている、ツバメのモチーフ。
個人的に好きなモチーフで、デザインしている図案を財布に入れて欲しいというご要望でした。
それが左側のツバメ。
右側にはベアパウ。
このモチーフは、ディアストックの2003年開店当初、「真実に導く」というモチーフと知り、好きで作ったデザイン。
ステップ(階段)=着実に進みのぼる。
渦=命を繋ぐ水。恵みをもたらす。
など、組み合わせたデザイン。
そんなオーバーレイという技法のアクセサリーで有名なHOPI(ホピ)族
ホピには、平和の民という意味もあり、全てが好きで、そんな様々な思い入れのあるモチーフ。
それらを使って、作ったオリジナルのコンパクトな財布 通称:パーティーウォレット のオーダーでした。

近いうちに、海外に行って、自分のスキルを磨くって目標を持って、その時に使いたい日本人って気持ちを乗っけての赤と白。
赤は、深い赤に育つブッテーロ
白は、国産の白ヌメを、合わせて
白のシニュー糸で、真鍮製の金具で仕立てました。

パーティーウォレットは、たまに記事に出てますが、紙幣がこう入って、小銭がその上の収納に収まる構造です。

一般的な名刺入れより、ほんの少し小さめで幅が約100mmほどのサイズ感。
コバ処理をせず、角を落としただけ荒々しい仕上げ。

背面にも文字のログを打刻で、全体的にシンプルな仕上がりに。
直ぐ汚れてしまいそうな白のヌメも、海外で積む経験と一緒に良い雰囲気に育つといいな。
Yくん オーダーありがとう
トラッカーウォレット 入荷いたしました。
>> トラッカーウォレット 取り扱い開始のお知らせ
で現在も、もちろん継続中のプロジェクトの1つ
まずは、その後の個人的に使用してみてのレビューと経年変化やアレンジを載せます。

複雑で、施設に通う方にとって、ゴールはどこなのかと戸惑うことの多いコバ処理を、あえて毛羽立た表面を整えるだけという課題に変えた結果、エイジングで見せるコバの表情も、一般的に美しい仕上がりの製品にはない質感で、かといって切りっぱなしのミシン縫いにはない未来価値が生まれています。

新しい際断面は、まだ白さがあるものの、使うと革の茶色さも引き立って、表皮のみ黒に染め上げた処理のこの革の良さが出てきている印象の育ち方です。

個人的には、古さの中にある良さがこういう部分に出てきているのが嬉しい好みな質感。
自分の使うこのトラッカーウォレットには、銀で製作したオリジナルのアポロコンチョを合わせて、その古さも合わせて楽しめています。
アレンジでコンチョをカスタマイズしたときの記事
>> トラッカーウォレット アポロコンチョカスタム

取り外さないウォレットチェーンの連結の部分のその後。
>> トラッカーウォレットにスターリングシルバー製のウォレットチェーン
ハトメという、穴の拡張をさせない補助的な金具の役割を取り払って、干渉する部位の金具が革に対して優しく面するシンプルな連結にした結果、革への負荷も少なめで良い感じです。

一日の流れで、疲れて帰って、机に置いたウォレット、その横に並ぶ鍵やアクセサリーに、毎日身に着いてるものに、自分らしさとかに、良い価値が見られるものをお届けできればいいな。

背面はシンプルで、厚みは薄めに、お尻に馴染んで座り心地を邪魔しない仕上がりになっています。

そんなトラッカーウォレットの、黒と合わせて、途中から追加した、飴色の経年変化が楽しめる種類の革を使ったタイプの2種が依頼していた施設から届きました。

サンプルでディスプレイに並べているこちらは、置いているだけですでに、やや日焼けを始めています。
左奥の製品と同じ革で、蛍光灯や太陽の紫外線で日焼けします。
そんなところも楽しいだろうなと思いつつ、黒は黒で面白いので、自分らしさとか、その他の持ち物に合った方をオススメしています。

使い勝手 ①
この開いてる部分が紙幣のポケット
一万円札や五千円札を手前にいれて、背面側に千円札を入れてと分けると、支払いの際もスマートです。
その部分で、ポケットを分けると便利になるけど、財布の厚みが増す反比例が迷いどころです。
収納の多い便利な財布からの使い替えだったけど、慣れると、これは凄く使いやすいし、座り心地にも大満足です。

使い勝手 ②
カード収納 この場所に数枚重ねて、必要な際に、まとめて出して選ぶ感覚です。
結果、必要じゃないカードを選別でき、最低限必要な3~4枚に絞ってスッキリ使えています。

使い勝手 ③
小銭の収納スペースには、ふたも、ファスナーも無い、違和感のあるだろう構造。
外のふたにボタンがあるので、閉めた状態で小銭が出ないのと、ふたをひらいて、もう一度ふたを開けてとかファスナーを開いて閉めてって、無駄な作業だと感じて排除したデザインになっています。
ふたが在る方が安心だし、ファスナーがあると雰囲気はかっこいいですけどね。
実用性と、支払いのスマートさを優先したらこうなりました。

使い勝手 ④
レシートやスタンプカードの一時的な収納ポケットとして。
その4つのみです。

今回は、ナチュラル色の革を使ったタイプと、丘だけ黒に染めているタイプを、再度施設に依頼して出来上がったので入荷しました。

ホックは、銀色にするか、真鍮色にするかとか、購入の際に最終打ち合わせになります。

ナチュラル色の革の中でも、赤茶ける革の種類を使用しているので、今まで使ったいた革の変化が楽しくないと感じていた方にもオススメの革です。

5mmピッチで、ナチュラル色のシニューで手縫いで仕上げています。

こちらが最初に紹介していた財布の最初の状態。
この現状から使い込んでいって、記事の初めにあるような雰囲気になる感じです。

5mmピッチで、革色に馴染むよう黒色のシニュー糸で手縫いで仕上げています。
掲載個数は一部で、もう少し多めに在庫をご用意しております。
ぜひ施設の方の頑張りが、色んな方に届けれたらなと思っています。
協力施設 : サマンの木(就労継続支援B型 2F)
ここに、ディアストックが講師というかたちで施設に関わり、やる気を阻害しない程度に可能性のある部分を提供提案して、結果仕上がった製品の一部の販売にもお手伝いができればという考えで、社会復帰が厳しい中で、諦めない気持ちに自分が何かできないかというプロジェクトです。
で現在も、もちろん継続中のプロジェクトの1つ
まずは、その後の個人的に使用してみてのレビューと経年変化やアレンジを載せます。

複雑で、施設に通う方にとって、ゴールはどこなのかと戸惑うことの多いコバ処理を、あえて毛羽立た表面を整えるだけという課題に変えた結果、エイジングで見せるコバの表情も、一般的に美しい仕上がりの製品にはない質感で、かといって切りっぱなしのミシン縫いにはない未来価値が生まれています。

新しい際断面は、まだ白さがあるものの、使うと革の茶色さも引き立って、表皮のみ黒に染め上げた処理のこの革の良さが出てきている印象の育ち方です。

個人的には、古さの中にある良さがこういう部分に出てきているのが嬉しい好みな質感。
自分の使うこのトラッカーウォレットには、銀で製作したオリジナルのアポロコンチョを合わせて、その古さも合わせて楽しめています。
アレンジでコンチョをカスタマイズしたときの記事
>> トラッカーウォレット アポロコンチョカスタム

取り外さないウォレットチェーンの連結の部分のその後。
>> トラッカーウォレットにスターリングシルバー製のウォレットチェーン
ハトメという、穴の拡張をさせない補助的な金具の役割を取り払って、干渉する部位の金具が革に対して優しく面するシンプルな連結にした結果、革への負荷も少なめで良い感じです。

一日の流れで、疲れて帰って、机に置いたウォレット、その横に並ぶ鍵やアクセサリーに、毎日身に着いてるものに、自分らしさとかに、良い価値が見られるものをお届けできればいいな。

背面はシンプルで、厚みは薄めに、お尻に馴染んで座り心地を邪魔しない仕上がりになっています。

そんなトラッカーウォレットの、黒と合わせて、途中から追加した、飴色の経年変化が楽しめる種類の革を使ったタイプの2種が依頼していた施設から届きました。

サンプルでディスプレイに並べているこちらは、置いているだけですでに、やや日焼けを始めています。
左奥の製品と同じ革で、蛍光灯や太陽の紫外線で日焼けします。
そんなところも楽しいだろうなと思いつつ、黒は黒で面白いので、自分らしさとか、その他の持ち物に合った方をオススメしています。

使い勝手 ①
この開いてる部分が紙幣のポケット
一万円札や五千円札を手前にいれて、背面側に千円札を入れてと分けると、支払いの際もスマートです。
その部分で、ポケットを分けると便利になるけど、財布の厚みが増す反比例が迷いどころです。
収納の多い便利な財布からの使い替えだったけど、慣れると、これは凄く使いやすいし、座り心地にも大満足です。

使い勝手 ②
カード収納 この場所に数枚重ねて、必要な際に、まとめて出して選ぶ感覚です。
結果、必要じゃないカードを選別でき、最低限必要な3~4枚に絞ってスッキリ使えています。

使い勝手 ③
小銭の収納スペースには、ふたも、ファスナーも無い、違和感のあるだろう構造。
外のふたにボタンがあるので、閉めた状態で小銭が出ないのと、ふたをひらいて、もう一度ふたを開けてとかファスナーを開いて閉めてって、無駄な作業だと感じて排除したデザインになっています。
ふたが在る方が安心だし、ファスナーがあると雰囲気はかっこいいですけどね。
実用性と、支払いのスマートさを優先したらこうなりました。

使い勝手 ④
レシートやスタンプカードの一時的な収納ポケットとして。
その4つのみです。

今回は、ナチュラル色の革を使ったタイプと、丘だけ黒に染めているタイプを、再度施設に依頼して出来上がったので入荷しました。

ホックは、銀色にするか、真鍮色にするかとか、購入の際に最終打ち合わせになります。

ナチュラル色の革の中でも、赤茶ける革の種類を使用しているので、今まで使ったいた革の変化が楽しくないと感じていた方にもオススメの革です。

5mmピッチで、ナチュラル色のシニューで手縫いで仕上げています。

こちらが最初に紹介していた財布の最初の状態。
この現状から使い込んでいって、記事の初めにあるような雰囲気になる感じです。

5mmピッチで、革色に馴染むよう黒色のシニュー糸で手縫いで仕上げています。
掲載個数は一部で、もう少し多めに在庫をご用意しております。
ぜひ施設の方の頑張りが、色んな方に届けれたらなと思っています。
協力施設 : サマンの木(就労継続支援B型 2F)
ここに、ディアストックが講師というかたちで施設に関わり、やる気を阻害しない程度に可能性のある部分を提供提案して、結果仕上がった製品の一部の販売にもお手伝いができればという考えで、社会復帰が厳しい中で、諦めない気持ちに自分が何かできないかというプロジェクトです。
使用しているウォレットのカスタム

以前、
>> ハーフウォレットのカスタム
で、オーダーいただいて、製作して、使用していただいてたウォレットのアレンジのご依頼でした。
二年とちょっとで結構良い色になってて、大切に使っていた頂いている艶感。
ありがとうございます。

ご依頼内容
「ツーフェイスを、シルバー製から真鍮製に取替え。」

付いていたツーフェイスを取り外して、固定し直し。
取替えの固定部分の兼ね合いで、一度縫いを解きバラシての取替え。

固定していた穴を再利用するので、真鍮製のツーフェイス裏に、同じ位置に爪を取り付けて固定。
外したシルバー製のツーフェイスは、いぶしなおしして、ちょっとだけ磨いて、お戻し。
また、何かの機会にお持込いただけるようにと。

解いた部分の糸を縫い直し。

まだ真新しい真鍮も、古臭くなっていく質感が楽しみ。

もうひとつのご要望。
小銭のホックの取り外し。
新しいとふたが開きそうで不安な小銭入れのホックも、カードに干渉して傷をつけてしまうので取り外し。

外した穴をに、同じ径の革で穴埋め。

穴が開いて見えるよりはいいかな、程の応急補修。

貼り直して、縫い直してだったので、コバ処理をして、少しメンテナンスをして仕上がり。
秋田県の佐々木さん ご依頼、オーダーありがとうございました
トラッカーウォレット アポロコンチョカスタム

画像右、私物の、型の馴染みやアタリや艶の出た、トラッカーウォレットをアレンジカスタム。

出来上がった後。
以前、
トラッカーウォレットのシルバーコンチョカスタム
URL : http://dssl.blog18.fc2.com/blog-entry-2035.html
でご紹介した感じでボタンをコンチョに交換するカスタム。
今回は、黒の丘染めベースに、古臭く仕上げたアポロとスタンプを合わせたコンチョのパターンで。

取替えにあたり、まずホックを取り外し。

約19mm程のサイズ感で、通常のホックよりやや取り付け後の高さの出るコンチョです。
取り付け位置から約5.5mmほどの高さが出ますが、思いの他気にならない丁度良い感覚。
デニムのアタリなど、丁寧に気にされる方だと向かないかも知れません。

あえて、ホックは真鍮のまま
自分のとなると適当。
外したホックのメスは、結構開け閉めに馴染んでるので再利用。
外さなさそうだし、固定は十字のつぶしに。
ネジ留めにもできます。

シンプルなウォレットチェーンと、アポロの膨らみが相性良い雰囲気。

アポロコンチョだけでも可愛い仕上がりになりそうですが、スタンプで幅をかせいでる感じのデザイン。
因みにアポロのみだと、約15mmほどになるので、通常のジャンパーホックほどのサイズ感。

ナチュラルで、飴色になった革とも、ネイティブ系で相性良さそう。

ホックがひとつだけの小銭入れなどにもぜひカスタムでいかがでしょうか。
夏も来るし、革のブレスレットにも良いかもですね。
古い質感に仕上げたコンチョ

約38mmφの銀製のコンチョを、一度溶かした巣の入った状態の銀の板で製作。

太陽神の中央にあるベアパウは通常ピンクシルバーでやや赤みを出すのですが、真鍮製でアレンジのご要望でした、
イーグル二羽は、2人いるお子さんのイメージで。

八方位の太陽神と唐草は、溶かしたことで岩肌みたいになった板の質感に合わせると古っぽい質感にもなります。
研磨は取り付ける予定の財布の経年変化に寄せてほしいとのご要望でした。
研磨というより、ペーパーのヘアラインを残したいぶし仕上げにしてみました。

コンチョの背面は、ジャンパーホックのパーツの固定のできる、後々取り替えの可能なネジ式に。

数年前にディアストックで製作したロングウォレットには、使う方の好みのモルガンコンチョを取り付けてあり、このコンチョの取替えのご要望でした。

製作したコンチョの取り付け後。

ナチュラルの革の色も、経年変化で赤みのかかる茶色になって、こうなるとピカピカな出来立てのコンチョっていうよりこういった質感も合わせやすかったり。
好みですけど、古っぽくするとこういった相性の見た目で仕上がります。

佐藤さん オーダーありがとうございました。
楕円のコンチョと札束収納のある長財布

スタンプの額に唐草などで装飾を施した銀製の楕円形コンチョ
太陽も16方位で、全体的にアシンメトリーな雰囲気で。

背面から打ち出して膨らませて、研磨。
銀の光と影の加減を想像しながら叩き込んで組み合わせてつける柄も、毎回が一点モノの仕上がりです。

そんな楕円形のコンチョをいぶしてもうひと磨きして仕上げ、縦向きに取り付けた財布もオーダー頂いたもの。

傷ついた銀と、赤茶けた飴色の革、そんな未来の経年変化を妄想するとワクワクする仕上がり。

チェーンを常に着けるわけではないチェーンの取り付け部分の部品であるターンノブは、可動するリングをいつもより少し小さめにして、抑え目の存在感に仕立てました。

背面も、いつもながらにシンプルな仕上げに。

楕円形のコンチョは、回転しないよう、一ヶ所爪を付け刺して固定してます。
通常の型紙だと、小銭入れ部分になる一番正面の収納部分は、ふたの付いたカード収納に。

そのカード収納のふたは、いずれ革が赤茶けて変化してくるので、太陽と周りを飛ぶ三羽のイーグルが、山の背景の上で戯れている画になっていく未来像を描いてのデザインに。
三羽には、オーダー頂いた方からの深い想い入れがあって、そんな気持ちの反映されたデザインに。

色んな想いも盛り込んだ財布の構造にもこだわりを。
内部は主にカードと紙幣の収納としての使い勝手。

仕事の兼ね合いでのご要望で、親指で開いている部分に100万円の札束を常に入れておけるためのスペースを設けてある構造。

その前後に普通の紙幣の収納のある構造。
わかりにくいですが、札束を包む革の面は吟面(表)にして、つややかに滑らかな肌さわりで大切に包む感じにしてみました。

ふたで覆われた一番前の収納は、縦向きのカードとレシートなども入れられるポケットになっています。
大阪よりお越し頂きありがとうございました。
高井さん オーダーありがとうございました。
ショートタイプのトラッカーウォレットと銀製のリング

ショートタイプトラッカーウォレットのオーダーでした。
通常のトラッカーウォレットの長さが約180mm。
紙幣を折らずに収納できる上で紙幣を取り出しやすい長さで作っていますが、長さ125mm程にしたサイズ感でのご要望で製作しました。

外観、雰囲気の差は、長さを55mm短くしている点だけ。

わかりにくいですが、長い方のサンプルの縫いは4mmピッチで、今回のショートタイプは5mmピッチです。
オリジナルのトラッカーウォレットは、通常5mmピッチで製作しています。
縫いのピッチの、違いの見た目の差は、この程度の雰囲気の違いです。

ふたを開けた内部のイメージ
ロゴの刻印の変わりに、メキシカンスカルロゴのスタンプを床に入れてあります。

紙幣の枚数が増えると不便なところは、スリットを入れて回避する構造です。
小銭部分のファスナーも、なくして支払時のアクション数も減り、壊れる部品と考えて着けていないシンプルなデザインです。
ホックを留めれば、小銭はもれないし、下向きに開くこともないので、こういった構造にしてあります。

今回のオーダーは、右のショートタイプでしたが、紙幣は二つ折りにして収納する使い勝手のイメージというご要望でした。
「ポケットからはみ出させたくなく、薄いシンプルなウォレット。」という感覚のオーダーでした。

追加のご要望で、「ウォレットチェーンを着けるかもしれないので。」と、製作して取り付た銀製のリング。
つち目模様で、歪みをわざとつけた見た目で製作しました。

自分が使ってみた感覚ですが、ヒヅミをつけたリングは使っているとわかるんですが、座って押しつぶれた際に、リングが斜めに傾いていて、でもチェーンとの連結は正面を向いている感じになり、革への負荷が少し軽減できるみたいです。
あと、ハトメリングは、輪郭が鋭利なので、革が切れるので、穴を貫通させたら、直接リングを通してあります。
かっちりしたフォーマルタイプのウォレットの雰囲気ではないので、長く使う上で、がさつなイメージにしつつ、実用性もおろそかにしないようなイメージに。

矢野さん オーダーありがとうございました
元気の出そうなカラーリングで新型の長財布

「使っていて元気の出そうなカラーで組み合わせた長財布。」
というテーマで、やわらかいシルエットや構造で、以前から使っている財布をもう少しシンプルに替えたデザインでの長財布のオーダーでした。
個人的なおすすめの色の組み合わせで
黄色×焦げ茶色 を提案
オレンジも入れたいなとご要望もあり、そんな3色を取り入れて、製作してみました。
色んな提案を織り交ぜながら、新しいデザインでの製作でした。

ふたも、両サイドも、シルエットを丸っこく仕上げた柔らかな見た目のデザインで、新しい型紙をおこしました。

背面もシンプルに、スッキリな仕上がり。

内部の構造
ふたを開けて奥から紙幣2列
小銭の収納のみマチを付けてよく見えるように
レシートなど
カードを縦に左右分割で収納
って感じの配列。

マチをつけた小銭入れは、革の表が小銭を包み込む向きで。
一枚を折り曲げる構造なので、底の小銭が丸い底で拾い出しやすく、内側に向けることで、色のおかげで見やすい。
そんなアイデアに。

マチと内ふたを焦げ茶色で、曲線のシルエットも柔らかな雰囲気に。
毛羽立たせて処理したコバのおかげで、触り心地も柔らか。

ホックは真鍮製で、小さ目で、高級感のあるものを使用。

以前から使っていた財布も、約5年ほどの経年変化。
爪などの引っかき傷も、メンテナンスでオイルを馴染ませる馴染むくらいに。
新しく作った財布のコバは、三色のグラデーションも面白い仕上がりに。

大切に使っていただけてありがたいです。
新しい財布と両方使い分けるということで、使っていてワクワク楽しい気持ちになっていただければ幸いです。
岩本さん オーダーありがとうございました
小銭入れを二分割 黒と青のロングウォレット

ブッテロの黒と青の組み合わせで、ご要望に合わせた長財布のオーダーでした。

使っていたら革に癖が付くのを見越して、いずれ倒れるようになるのでホックの無い、左右二分割の構造の小銭入れ。
開いたときに見える小銭入れのふたと、その背面の紙幣ポケット部分を青色の革に。

「おばあちゃんっ子で、縁起ものの5円を収納できるポケットを。」
と、一つ前の記事同様のご要望の反映で、出すことの無い五円玉用のポケット。

小銭入れの背面は独特な構造に。
カードが縦に三枚。
「普段よく使うカードは柄が少し見えていたら嬉しい。」とのご要望をこの構造で反映。

その他のカードはまとめて次の列に収納を。
紙幣は二ヶ所に分けれる配置構造。

外観は、スッキリした見た目に。

ふたのラインだけ曲線を。

重ねた黒と青の層が見えるコバ。
縫い上げは黒色のシニューを割いてオンスを下げて手縫いしています。

ウォレットチェーンを連結する際に必要なターンノブは、リングに槌目模様を深めに。
そのリングにひし形のパーツで、財布に対しフックのかかる向きと動きを考慮したデザインに。

ターンノブ取り付け後。
矢島さん オーダーありがとうございました
緑色と銀の組み合わせ 丸い小銭入れ

経年変化は、光沢のある深い緑色。
育て甲斐のある楽しみ革と銀の組み合わせ、
はじめは艶のない緑色のブッテロと、光沢を出してやわらかく仕上げたカエルを乗せた、丸い雰囲気の小銭入れのオーダーでした。

使いやすいかより、自分の使い勝手を考慮した型紙の指定での構造。

紙幣を小さく畳んで入れるポケット

小銭が入る部分は膨らませての仕上げに。
個人的には、
>> 黄色と焦げ茶の丸い小銭入れ
の形状の小銭の受けがあるとつまみやすくおすすめですが、ご要望に合わせての製作でした。

「おばあちゃんっ子で、縁起ものの5円を収納できるポケットを。」
というご要望があり、、カエルとボタンの間のスペースに収納できるように、簡単に落ちない広さで製作しました。

実用時の持った印象は、握りやすい形状。

畳んで

銀のカエルを押えたらボタンが留まる。
そんな小銭入れのオーダーでした。
矢島さん オーダーありがとうございました
黄色と緑の革で作った春財布

もう直ぐ春ですね
春なのかなもう。 ってところですが、春に財布を替えると財布が貼る(膨らむ)って云われの春財布のオーダーでした。
金運の上がる黄色に、さし色でワンポイントに緑色を入れた長財布のご要望でした。

革の断面のコバの処理は、ツヤを出さずに、毛羽立たせた柔らかな触り心地の質感で仕上げに。

さし色の緑は小銭のふたに使用しました。

その小銭入れのふたの向かって右上に、思い入れのある日付の打刻のご要望もありました。
大文字が3mm 小文字が2mmの組み合わせでした。
この部分は、文字が消えにくく、文字を入れる場合に、おすすめしている部位です。

内部の使用や使い勝手は、オリジナルの型紙のままで、
左から 小銭・カード・紙幣・カード・紙幣 の五層構造です。

小銭入れのふたは、オリジナルの曲線のままで、外見のふたは直線でのご要望でした。

ロゴは、背面の底部分の中央にいれました。

笠置さん オーダーありがとうございました。
トラッカーウォレット ヌメ色を新しく追加しました

以前掲載したトラッカーウォレットにヌメ色(ナチュラル)を追加しました。
掲載参考記事
>> トラッカーウォレット
こちらの参考の中の URL : http://dssl.blog18.fc2.com/blog-entry-1954.html
就労支援施設に発注をかけて製作している製品になります。
施設に通う皆さんも頑張って作っていますので、プレゼントニーズや、個人的に自分でも使いたいとか、お求め頂けると凄く嬉しい商品です。
上の画像の黒のパターンのみでしたので、今回の追加分から経年の色の育ち具合も楽しんでいただけるモデルになります。

紙幣の取り出し部分も、サイドにスリットを入れてあり、支払の場面でも使いやすいようになっています。

その他のサイズ感などは、前回同様になっています。
~ サイズ感 ~
縦幅 約180mm
横幅 約94mm
厚さ 約10mm
となっています。

コバは、ペーパーのみで整えただけの、あえて古くさい質感な仕上げにしてあります。
ステッチは4mmで、シニュー糸で手縫いしてあります。

ホックの色は銀色と、真鍮色で、好みでお取り付けいたします。
ウォレットチェーンなどの付属品や、持ち物の色味などに合わせてご要望に合わせて取り付けます。

仕上げに、内ふたび、ロゴのスタンプを押して仕上げています。
>> トラッカーウォレットのシルバーコンチョカスタム
こちらの記事の様な、個性をくわえたさりげないカスタムなどもお待ちしております。
徐々にですが、就労支援施設へ依頼してつくる革製品も追加して行ってます。
施設に製作工程や仕上がりまでの流れを教えたりしていますが、仕上がりにもまだまだむらがあるとは思いますが、そんな商品をよろしくお願いします。
受注生産ではなく、店頭で手にとって購入できるよう、在庫を用意していきますので、心に引っかかるニーズがあればお待ちしております。

上の革の色が徐々に変化してこういった赤みのかかった飴色っぽい茶色に育っていきます。
製品は違いますが、経年変化の育て甲斐も、妄想してワクワクしていただけたら嬉しいです。
トラッカーウォレットのシルバーコンチョカスタム

トラッカーウォレットにハーマンオークレザー仕様がご紹介が遅れましたが登場。
記事にあげる前に、早速シルバー製の槌目コンチョを取り付けたカスタムオーダーを頂きました。

通常のホック(ジャンパーホック)のサイズ感ほど、約15mmφのサイズ感で、シルバーで槌目模様を打ち込んだコンチョにさりげない感じで製作。

固定はネジにせず、シンプルに四本足で製作してみました。

四本足の固定はこんな感じで花みたいに開いてつぶして固定しています。

固定後は、こんな感じで目立たない見た目になります。

ナチュラル色のハーマンオーク仕様を追加にあたり、ちょこっとだけ構造にも見直しを。
多目の紙幣の取り出し、収納に、やや不便感のある部分を、左右のスリットを入れることで改良しました。
紙幣の取り出しも収納も、以前よりスムーズになっています。
以前、販売している分も、お持込頂ければ無償でスリットを入れますのでお気軽のお申し付けください。

ステッチはシニューのナチュラル色、5mmピッチ
コバの処理はしっかりして欲しいと追加のご要望もありました。
在庫のトラッカーウォレットは、コバ処理は、ペーパーでやわらかく処理した起毛な仕上げになっています。

内側にメキシカンスカルのスタンプを押して仕上がり。
ウォレットチェーンの取り付けは、検討ということで未加工で納品。

吐合さん オーダーありがとうございました。
在庫を追加しました。

だいぶ定着というか、お問い合わせを頂いたり、購入いただいたりしだして在庫が減ってきたので追加しました。
ディアストックのトラッカーウォレット。
右が自分が使ってみて半年くらいの経年変化
ウォレットチェーンの真鍮も、やや黒さを増してきました。
革もポケットに馴染み、程よく癖やあたりも出始めて使いやすくなり始めたところです。

このトラッカーウォレットは、以前も紹介しましたが、就労の困難な方々に「仕事」を依頼するカタチで、施設にご協力頂いて製作しているラインです。
以前書いた、このウォレットの記事 >>トラッカーウォレット
で、記載したイメージを読んだお客さんからのオーダーで、父から県外にいる息子さんへのプレゼントという掲載記事にぴったりのご要望でした。

真鍮製のホック、連結、ウォレットチェーンの組み合わせでのオーダーでした。

さりげなく、父から息子へのメッセージをフックに打刻
こういう依頼を受けるとき、とても心が和みます。なんかいいな~って

育てるの楽しんで貰えたらいいな
松枝さん オーダーありがとうございました。

あと、内部には、メキシカンスカルのスタンプを押してあります。

こちら(左)は、ホックを銀色に、チェーンは無しで、「シンプルに薄い財布が欲しかった。」というご要望で納品したトラッカーウォレット。

女性からのご依頼でした。
思ってもいないニーズにありがたいです。
丸山さん オーダーありがとうございました

色んなカタチで、そういった施設への貢献になるような、単純に色んな方に気に入って欲しいと思ってたり、良いものを構想膨らませて、施設に依頼したいなと考えています。
宜しくお願い致します。
トラッカーウォレットのアレンジ

トラッカーウォレットのカスタムのご相談とご依頼でした。

以前製作して、別の財布に取り付けていた金具を、財布をトラッカーウォレットに交換して使いたいので、取り外して移植のご要望でした。

取り付け位置を決めて穴を開けてネジ式の金具を取り付け。

使用しているウォレットチェーンが、真鍮と銀のコンビなので、ウォレットの金具も、ホックは真鍮で、ターンノブ(ウォレットチェーンの接続金具)は銀製。

移植した金具は、使い込んだ質感のまま、磨き直しせずに、そのまま組み付け。
竹ちゃん オーダーありがとう
商品の詳細記載のページリンク
>> トラッカーウォレット 取り扱い開始のお知らせ
>> トラッカーウォレット
オーダーお待ちしています。
トラッカーウォレット 取り扱い開始のお知らせ

少し前の記事でご案内していた トラッカーウォレット ご注文の受付を始めました。
在庫も店頭に用意してありますので、是非お手にとってご検討いただければと思っております。
通常は、画像のウォレットと真鍮製のウォレットチェーンを合わせた組み合わせで販売予定ですが、ご希望があれば、あなた好みのアレンジもご相談ください。
夏アクセと合わせ、スッキリした身の回りに、おすすめしたいなと考えています。

~ 内部構造について ~
左側より 領収書入れ ・ 小銭入れ ・ カード収納 ・ 紙幣
の、四層で、必要最低限な構造となっています。
まず第一弾目の革は、”丘染めのブラック”
丘染めとは、表面のみ塗装され、床面(裏側)はナチュラルのままの革で、経年変化も推してますが、この革、劣化すらオシャレに仕上がっていく、いわゆる茶芯です。
コバは、ペーパーで毛羽立たせただけの仕上がり。
縫い糸は、ブラックのシニュー。
裁断されて、縫われただけの古さと、ミシン縫いでは出せない手縫いならではの強度で、劣化に対してのラフさとタフさの組み合わせとなっています。

作っていても、使っていても、いつも必要ないなと感じるファスナー。
見た目の重要性だけなのかな、金具な内側の革を傷めたり、壊れたり、そんな感覚のファスナーは、いつもながらディアストックらしく除去。
このトラッカーウォレットにもつけておりません。
ふたを開けて、もうひと手間、ファスナーを開閉する動作のない感じに簡略化しています。
外側にホックもあるので、逆さに開けない限り、小銭は、こぼれるような感じではないです。

~ サイズ感 ~
縦幅 約180mm
横幅 約94mm
厚さ 約10mm
ディッキーズの874や、ルーズフィットなど、ブルーカラーなワークな感じに合わせやすい印象です。
すでに第二段は、何色を追加しようかと構想中
ご来店お待ちしております。
トラッカーウォレット

自分が始めて貯めたお小遣いを収納した財布は布製で、初めて触れた革製品は、中学生の頃、真鍮製のバックルのついたベルト。高校に入って仲の良い友人から貰った財布が、今思い返すと革製の財布、トラッカーウォレットでした。
はじめてバイトして、自分で稼いだお金を入れたのが革の財布でした。
レジ前で、ホックを外す音や薄っぺらい飾り気のない財布は、今見るとそれを思い出し、どこか子どもっぽく倦厭してたけど、新しい試みに擦り合わせて、オリジナルに入れてみたくなり、製作してみました。

10代半ばの、そんな頃を振り返って思う、「大人へちょっとだけ近づいた感覚や、わずかながらのバイト代を入れる革の財布。」と、「革細工を教えている就労支援(B型)施設に、何か仕事を作ってあげることで社会との関わりを持てたり、誰かが使ってくれるものを自分の手で作っている実感とか提供できればいいな。」と、「製作過程で高価にもなりにくいように、、施設に通う方にも製作しやすい型紙をおこして製作過程や作り方を教えて。」という部分とで、足し算して、そんな財布を作りたいと思ったのがきっかけ。
そんな財布から、親に感謝のお小遣いを差し出したり、自分の好きな物を手に入れるためのきっかけの場所になったり、好きな人へプレゼントを買ったり、そんな物語の脇役になればいいなって商品です。
親から子へのプレゼントとして、友人へのプレゼントとして、なにか、そんな始まりにつながる心地良いものになると良いなと考えています。
施設に製作工程や仕上がりまでの流れを教えたりしていますが、仕上がりにもまだまだむらがあるとは思いますが、そんな商品をよろしくお願いします。
受注生産ではなく、店頭で手にとって購入できるよう、在庫を用意していきますので、心に引っかかるニーズがあればお待ちしております。
もちろん、自分好みのカスタムもご要望があればお待ちしております。
6月中旬頃から販売できる予定です。
通帳の入るサイズの長財布

通常よりやや深さのあるサイズ感、通帳も入る大きさで、そんなニーズでの使い方も出来る財布のオーダーでした。

多めに入れると利便性は良いけれど、ホックなどが届かなくなったりするもので、そういった困る点は、ベルトを付けた差込式のこういったものもおすすめしています。
ホック式だと開閉の頻度や使い方にもよりますが、消耗品のパーツなので壊れて留まらなくなったりするもので、その点でもおすすめしています。

畳んでると焦げ茶色で大人しめですけど、開くとパーツに赤を使うご要望での組み合わせでした。

通常に比べて、縦に広い分、カードの収納も一列追加して、8枚を見えるように収納できる形。

この部分に通帳を入れたり、一番後ろに紙幣を入れたりな使い勝手です。

浅野さん オーダーありがとうございました。
紙幣のみとか コンパクトさとか

この店で作ったものに関わらず、仕事で使う財布などでも、こだわってオーダーした”自分好み”を持ち歩く楽しみって部分に、喜びを感じると、仕事も頑張れそうなモチベーション上がるような感覚ってきっとあると思うんです。
スーツで、着衣に響かない感じで使える、カードも一応三枚入る構造のお札入れと、パーティーウォレットのオーダーでした。

メインの畳んでいる際に見える部分は全体的にシンプルな黒で縫い糸も黒く、開くと赤い革を合わせた、関連性を持たせた二品。

お札は、この左右に。
片側にカードを縦に三枚入れられるシンプルな構造になっています。

パーティーウォレットの小銭のふたと曲線を合わせて統一感を出したり遊んでいます。

「小さい方、パーティーウォレットをメインで、単体で持ち歩くと思う、小銭は多く持つかも知れない。」とのご要望で、マチを付けて、カードも一枚背面に収納できる構造にしました。

好みは分かれるとは思いますが、組み合わせなので、コバの部分に少しだけ層が見えるのも面白いかもしれないです。

後藤さん オーダーありがとうございました
ミドルウォレットを少しアレンジで

ポケットの納まりのいいサイズをご希望の方におすすめしている縦幅が約150mmのミドルウォレットを、少しアレンジしてオーダーいただきました。

開いて、左側に小銭、右側がカードでのご要望でした。

小銭のふたは左右非対称のオリジナルのままのデザインで

マチは付いていないですが、大きく開く構造です。

開いて右側のカードの収納は、手前に一枚よく使うカードを収納できる場所を設けて欲しいとのご要望でした。
ちょっとアレンジのご要望で、ロゴの上にイーグルの打刻も入れています。

内側から差し込むポケットで、まとめて入れ込む収納です。

紙幣のポケットは、まとめて入れて折りたたむ感じの収納です。

内部に隠しスタンプで、ご要望もあって、ちょっとアレンジしています。
内側に革を張り合わせているので、少し厚みが増しますが、適度に張りのあるタフな仕上がりとなっています。

経年変化を楽しめる背面はシンプルな仕上がりです。

以前使っていたウォレットから、ターンノブを移植しました。
ご要望があれば、こういったことも場合によっては可能です。
福岡県の吉田さん オーダーありがとうございました
ロングウォレットに真鍮を合わせて

「大型二輪の免許を取って、ハーレーを購入したので、小物も自分好みに充実させていきたい。」と、ロングウォレットと、真鍮製のウォレットチェーンなどを合わせてオーダーいただきました。

真鍮の古さをだして仕上げた真鍮製の小物。
一つ前の記事のコンチョや、ウォレットチェーン、ウォレットとの連結のターンノブなどをまず製作。

オーダー頂いた好みのコンチョのサイズと曲線に合わせて、ウォレットの型紙をおこしました。

コンチョの背面は、ふたの開閉の際に、内側に傷を付けにくいよう、無地の少し膨らませたネジの頭に加工。
ターンノブの内側は曲がる部分なので、ノーマルのマイナスネジのままで取り付け。

ウォレットチェーンとの連結部品のターンノブは、輪郭にエッジを彫り、少しアレンジ

リングにはつち目模様を入れて、ウォレットチェーンのフックと合うような雰囲気に

内部のイメージ

マチのない標準な使い勝手で、カードの少ない方向きの厚みの出ない構造パターン。
小銭・カード・紙幣・カード・紙幣の五層の使い勝手イメージです。

後藤さん オーダーありがとうございました。
納車おめでとうございます
四色使った長財布

ディアストックで取り扱っている革のブッテーロの色見本サンプルと、財布のイメージを重ね合わせて、「四色使って長財布を作って欲しい。」 というオーダーでした。
ベルト固定式で、マチの付いたタイプを、外側が緑ベースでオーダーをいただきました。

内部は定番の配列構造で、マチは黄色で、内部の仕切りなどは青色を組み合わせでのご要望でした。

ベルトの内側になる部分には、ワンポイント赤を入れて、合計四色を使ってみましたが、、製作前はやや奇抜すぎるかなと思ったけど、仕上がって手に取るってみると、なんだか可愛い感じでした。

色革ですが、
在庫にある革を、徐々に代えていってるため、色革は在庫にあるだけとなります。
また新しい革で、新しいご要望にお応えできればいいなと考えて模索しています。
ナチュラル色(生成り)の革を育てるって部分を、基本的にはおすすめしていますが、自分だけの何かにワクワクや理想を持っている方からのハードルの低めなオーダーお待ちしています。
誰かにとっての、毎日身近に在るささやかな喜びに、貢献できればいいなぁと思っています。
熊谷さん オーダーありがとうございました
大塚さん ご紹介ありがとうございました